はじめに

新型コロナが落ち着いてきた現在、韓国への留学を希望する人が増えています。
筆者もそのうちの一人なのですが、そもそも社会人が韓国留学するにあたり、何のビザを取得すればいいのか?どのように取得するのか?という疑問が生じました。
私と同じような疑問を持っている方も少なくないと思うので、そういった方の悩みを解決できるように今回の記事では「ビザ」についてまとめていこうと思います!
※2020年3月より新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ビザ審査や免除の情報に関しては変更される可能性があります。詳しくは管轄領事館へお問い合わせするようにお願いします。
韓国留学におけるビザの種類
社会人が韓国に留学する場合、滞在期間や目的によって取得するビザの種類が異なります。
ここでは留学関連のビザを紹介するので、留学の種類に合せて必要なビザを取得しましょう。
ビザなし | 90日以内の滞在ならビザなしで渡韓可能 ※現在、2022年8月4日~31日限定でビザ無しの渡航が許可されています。 搭乗72時間前までに「電子渡航認証(K-ETA)」を通じ、旅行許可を取得する必要があります。詳しくはコチラ。 |
一般研修(D-4)ビザ | 180日まで滞在し、大学付属の語学堂や民間の語学学校に通うときに必要なビザ。 学校申請を2学期以上申請することで取得可能 ※D-2ビザもありますが、一般的に取得されてるD-4ビザのみ記載します。詳しくはコチラ |
留学(D-2)ビザ | 専門学校・大学・大学院に留学するために必要。正規留学する場合や交換留学する場合などに取得するビザ。 ※詳しくはコチラ |
観光就業(H-1)ビザ | ワーキングホリデーができるビザ。最長1年間の滞在が可能。 ※詳しくはコチラ。 |
90日以内の短期留学 →ビザなし
90日以内であれば特に事前にビザを準備する必要はありません。90日以内なら韓国で外国人登録などをする必要もないので、観光感覚で気軽に留学することができます。
ただし、コロナ下の現在、ビザの取得が必須となっている期間もありますので、ノービザで韓国に行かれる前は必ず領事館のホームページ等で確認するようにしてください。
また、ノービザの場合、アルバイトを含む就労はできませんので、気をつけてくださいね。
91日以上の長期留学(しっかり勉強派)→学生ビザ(D-4,D-2)
せっかく留学するならしっかり勉強したいという方は一般研修(D-4)ビザを申請するのがおすすめです。大学付属の語学堂や民間の語学学校に通う場合(半年以上の申請必須)に申請可能です。
このビザは韓国内で期間を延長することもできますし、韓国に入国して6ヶ月以上就学すれば、アルバイトも可能です。
※アルバイトする場合は、韓国の出入国管理事務所で「資格外活動許可」の取得が必要です。平日基準で週20時間以内(土日・長期休み中は無制限)働けます。
社会人の留学では少数派かもしれませんが、専門大学や大学、大学院などへ正規留学したい場合は、留学(D-2)ビザを取得します。また、交換留学を利用する場合もD-2ビザを取得します。このビザも、「資格外活動許可」を受ければアルバイトが可能です。
91日以上の長期留学(働きながら自由に留学したい派) →ワーホリ(H-1)ビザ
働いてお金を稼ぎながら留学をしたいという方はワーキングホリデービザ(観光就業ビザ、H-1)を申請するのがおすすめです。観光したり、語学を学んだり、働いたりしながら自由に韓国に1年間滞在できるビザです。
18~30歳までという年齢制限があるため、20代のうちに申請する必要があります。
※申請時に20代であれば、渡航時に30歳以上でも利用可能です。
※2022年から25歳以下と引き下げられましたが、理由があれば25歳以上でも申請が通る可能性があるそうです。
ワーキングホリデービザの場合、最初の数か月は語学堂に通い、その後働き始める方が多いようです。韓国語が話せないと仕事も見つかりづらいので、最低限の韓国語は身に着けた状態で仕事探しをするのがよさそうです。
また、ワーキングホリデービザは一度しか使えないので、できるだけ長く滞在したい場合は、学生ビザで半年以上しっかり勉強してから、ワーキングホリデービザに切り替えて働きながら1年間滞在するのがよさそうです。
ビザの申請方法
基本的にビザは出国前に日本国内の韓国領事館で申請します。ビザの申請方法は地域によって異なりますので各領事館に確認をするようにしてください。
※領事館の管轄情報はこちらに記載されています。
また、申請するときは基本的に本人が領事館に申請しに行かなければなりませんが、代理での申請も可能とのことです。郵送での受け取りもできるようなので、お住まいの管轄の領事館に問い合わせてみてくださいね。
ちなみに、ビザの申請料についてですが、日本でビザを申請する場合は無料でできるそうです。発行には数週間かかる場合もありますので、余裕をもって申請することをおすすめします。
必要書類
必要書類ですが、取得するビザによって異なります。今回は学生ビザ(D-4)、ワーホリビザ(H-1)の必要書類についてまとめたいと思います。
※コロナ下で変更や追加になっている可能性があるため、詳細は韓国大使館のHPをご覧ください。
学生ビザ(D-4)
- 標準入学許可書(現地の大学語学堂が発行するもの)
- パスポート原本
- 証明写真(3.5cm×4.5cm、背景白など規定あり)
- 残高証明書(本人名義、必要残高は管轄領事館により異なる)
- ビザ申請書(管轄領事館窓口・HPより取得)
ワーホリビザ(H-1)
- 証明写真(3.5cm×4.5cm、背景白など規定あり)
- パスポート原本
- 往復航空券
- 最終学歴証明書
- 渡航日程/活動計画書(書式自由、英語か韓国語で作成)
- 残高証明書(本人名義、必要残高は管轄領事館により異なる)
- ビザ申請書(管轄領事館窓口・HPより取得)
必要残高は管轄の領事館によって異なるとのことなので、必ず事前に確認するようにしましょう。
ビザを取得し、いざ韓国へ
韓国留学したいけど、どのビザを取得したらいいかわからない…という疑問は解消できたでしょうか?いろんなビザがあって、どれを取得したらいいかわかりづらいですよね。韓国留学を考えている社会人の方に向けて、少しでも参考になればうれしいです!
筆者はできるだけ長く韓国滞在がしたいので学生ビザ(D-4)+ワーホリビザで留学に行こうかと思います~最後までお読みいただきありがとうございました。